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実施日:平成24年9月16日(日)・18日(火)
秋晴れとなった2日間を使って、至仏山東面登山道(山ノ鼻~至仏山頂)のロープ柵入替作業を行いました。

このロープ柵、登山道とその脇の植物とを区分するために設置された、立ち入り防止柵のことで、
残念ながら植物への踏み込みが目立っている場所に設置されています。
今回はこのロープ柵の「鉄製受け」「木杭」を入れ替える作業を行いました。
これはロープ柵が老朽化したからという理由ではなく、地中に埋め込まれた鉄製の受けが、積雪によって斜面下方向に引っ張られ、地面を掘り返してしまうことで、登山道を荒らしている事が分かったからです。

これが埋め込まれた「鉄製の受け」。今まではこれに木杭を差し込んで、それにロープを通していました。
(左)作業前
(右)作業後

(左)作業ですが、こんな道具を使って、てこの原理で引き抜いています。これだけでも大変な作業ですが、引き抜いた「受け」を放置しておくこともできないので・・・
(右)こんな風に場所を決めて、そこまで人力で運搬しています。この作業は尾瀬ボランティアさんの協力を得て行いましたが、頭が下がる思いです。

(左)作業前
(右)作業後
「鉄製の受け」を引き抜いた後は、細い金串を使っています。
どうでしょうか?
え、ロープ柵が見えない??
ご心配なく。実際に歩いてみていただくと、ロープ柵がしっかりあることが分かると思います。
この作業は環境に配慮して行っているものですが、景観上も非常に良いことがおわかりいただけると思います。

2日目も同様な作業を行いました。
(左)この日も秋晴れ。参加していただいたボランティアのみなさんも、これからの重労働も何のそので、気持ち良い湿原を歩きます。
(右)同様に「鉄製受け」の引き抜き、資材の運搬、新しい金串の入替・・・という山中での重労働が続きます・・・が、みんな笑顔ですね。

(左)作業前
(右)作業後

この日の作業は標高の低いところで行ったこともあり、取り除いた資材を山ノ鼻まで持ち下ろすことにしました。
1日で行える作業量は微々たるものですが、たくさんの方の協力を得て、着実に作業を進めることができました。

2日間にわたる作業にご協力いただいた尾瀬ボランティアのみなさま、大変ありがとうございました!
担当:安類(あんるい)
- 2012/09/25(火) 09:54:28|
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