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実施日:平成24年8月16日
快晴のなか、至仏山東面登山道(山ノ鼻~至仏山山頂直下)の保護柵点検作業を行いました。
保護柵というのは、登山道の両側に設置されたロープ柵のことで、
私たちが歩く場所と至仏山の貴重な植物たちが生活する場所とを分けています。

保護柵の写真です。これまでは太い木製杭とその鉄製の受け、それから太いロープを使っていました。
冬期にはロープを外し、木杭を取り外しているのですが、鉄製の受けは地中に埋め込まれているため、
地表面から頭を20cmほど出した状態で冬をこしています。
実は近年になって、このわずかに頭を出した「鉄製の受け」が、大量に降った雪によって斜面下方向に引っ張られ、
地下に埋まった受けがひっくり返されて、その結果、登山道周辺を荒らしてしまっている事が分かってきました。
登山道周辺にはこのタイプの保護柵(木杭+鉄製受け+太いロープ)が大量に設置されていましたが、最近では
環境に影響の少ないタイプの保護柵(ロープ止め+細いロープ)への入替作業を行っています。

これは取り外され、東面登山道中腹に集積された鉄製受けです。
保護柵の入替作業ですが、鉄製受けの重さは1個約6kg。
至仏山登山だけでも大変ですが、埋まった受けの取り外しと、運搬という重労働が行われています。
おかげで山の鼻ビジターセンター男性陣は細マッチョになっています!?

作業途中で振り返るとこんな素晴らしい風景が・・・。
保護柵入替作業は地道で重労働ですが、少しでも尾瀬へのインパクトが減らせれば・・・と感じながら続けています。
担当:安類(あんるい)
- 2012/08/20(月) 11:27:39|
- 環境保全
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