尾瀬保護財団の活動紹介

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至仏山東面登山道の保護柵撤去作業を行いました

実施日:平成24年10月27日(土)

残り少ない尾瀬シーズンとなってきました。
山小屋の大半が営業終了となり、従業員のみなさんは口々に「良いお年を~♪」と下山していきます(ちょっと早いですけどね)。
私たちの現地活動も残すところあと半月。
この日は至仏山登山道沿いに設置された保護柵(立ち入り禁止柵)の撤去作業を行いました。

もともと28日(日)に行う作業でしたが、天気を見て急遽1日作業を早めました。
にも関わらず、ボランティアの皆さんは二つ返事で「もちろん行きますよ!」。
参加予定者は1人も欠けることなく、11人で行う事ができました。


20121027至仏山保護柵撤去作業(作業中)IMG_0926 (Large) 20121027至仏山保護柵撤去作業IMG_0929 (Large)

当日の天気は快晴! というわけでなく曇り・・・。
この時期としては気温が高く、至仏山登山をしながらの作業に半袖のボランティアさんもいました(スゴイ!)。
東面登山道の中腹までは尾瀬ヶ原を見下ろすことができました。美しい風景に力をもらいながら、終始談笑しながらの作業でした。


20121027至仏山保護柵撤去作業(作業前)IMG_0925 (Large) 20121027至仏山保護柵撤去作業(作業後)IMG_0928 (Large)

え? 作業はしたのかって??
えぇ、きちんとやりましたよ。ということで証拠写真。

(左)作業前、(右)作業後

え? 何やったのか分からないって??
そうなんです。最近の保護柵は登山道を崩さないよう、細い鉄製の串とロープで作られているので、作業前後が分からないですね。
この保護柵ってカメラマンにとっても余計な人工物が写らないので良いかも!?


20121027至仏山保護柵撤去作業IMG_0936 (Large) 20121027至仏山保護柵撤去作業IMG_0940 (Large)

予定通りの作業を終えて山頂で昼食。さすがに山頂付近は風も冷たくて、大変の参加者がダウンジャケットを着ていました。さすが常連さんたち!
山頂から鳩待峠への下山は、数日前に降った雪で滑りやすくなっていて結構苦労しましたが、シーズン最後の至仏山登山を名残惜しむように、振り返りながらの帰路となりました。


今シーズンも沢山の方にご協力いただいたボランティア活動でしたが、この作業で尾瀬ボランティア活動はひとまず終了ですね。本当にみなさんお疲れ様でした!


担当:安類(あんるい)
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  1. 2012/10/29(月) 18:22:43|
  2.   環境保全

〈活動レポート〉ツキノワグマの生息状況(ブナの豊凶調査)を実施しました

実施日:平成24年10月16日~17日

尾瀬に生息するツキノワグマは、この時期になるとブナやミズナラといった堅果類(ドングリができる樹木)を食べて生活しています。
こうしたドングリ類の豊凶を調べることで、ツキノワグマの秋の行動パターンをある程度予測することもできるため、尾瀬保護財団ではブナの豊凶調査を継続して行っています。

今シーズンは秋晴れの中で、見頃を迎えた紅葉を横目に調査を行いました。

DSC00233_convert_20121018210032.jpg ←落ちている新しいブナの実を確認しているところです。
DSC00263_convert_20121018205902.jpg ←古いブナの実しか確認できませんでした。

DSC00139_convert_20121018205217_20121018205641.jpg ←逆さ燧の池とうです。


 今年は、新聞等で報道されているとおり、木の実が不作となっています。今回の調査でも、ブナの実は確認できませんでした。しかし、尾瀬はツキノワグマの生息地であり、最近も木に登っているクマを目撃したとの情報も多く寄せられています。今回も木道脇に大きなクマの糞を発見しました。

DSC00130_convert_20121018205414_20121018205640.jpg
 
 尾瀬のシーズンも間もなく終了となりますが、尾瀬に訪れる際には、クマが生息している場所だということを
 理解したうえで、行動していただくようお願いします。

 クマと出会わないための注意事項やクマの目撃情報については、尾瀬保護財団のホームページ
 http://www.oze-fnd.or.jp/main/banner/kuma/kuma1.html
 に掲載されています。

担当:友松
  1. 2012/10/18(木) 17:46:20|
  2.   調査・研究

至仏山東面登山道の植生回復作業を行いました

実施日:平成24年10月3日(水)

この時期恒例(?)の至仏山登山道沿いの植生回復作業を行ってきました。
至仏山といえば、尾瀬を代表する山としてだけでなく、高山植物好きの方にとっては関東圏から近いということもあり、年間約20,000人が登山する名山です。

しかしそのお花畑が成立する環境は、登山者の踏みつけや、登山道沿いに集められた流水などにとても弱く、結果として登山道沿いのお花畑は広く荒廃してしまいました。

この作業は登山道の荒廃地を出来る限り元の状態に近づけ、かつてのお花畑を至仏山に取り戻そうとするプロジェクトなんです!


IMG_0735 (Large)

急な呼びかけにも関わらず、この作業に11人のボランティアさんが参加いただきました。
ただ1日目は残念ながらの雨・・・(←すみませんっ!)のため、中止となりました。
写真の2日目も目指す至仏山は濃い霧の中・・・という状況でスタートしました。


20121003至仏山植生復元作業P1110375 (Large)

それでもみんなの願いが通じてか、作業地に着く頃には霧が晴れ、こんがり草紅葉となった尾瀬ヶ原が一望できました。参加者のみなさんは俄然やる気で作業地に到着、すぐに作業に取りかかりました。


写真03_20121003至仏山植生復元作業P1110386 (Large) 写真04_20121003至仏山植生復元作業P1110387 (Large)

今回の作業内容は筋工(すじこう)の設置と緑化ネット敷設です。至仏山の大自然の力の前には、どんな人工物でも壊されてしまいますが、植物が芽吹き、定着するまでの間の基盤環境作りを行いました。
配置する物もその場にある浮き石や丸太を使い、至仏山の雰囲気にも配慮しながらの作業です。
筋工を設置した後に緑化ネットを敷設しました。
最近では全国の山々で使われるようになった緑化ネットですが、尾瀬でも平成15年頃からこのネットの敷設を中心に作業しています。
ボランティアもスタッフも和気藹々と、そして真剣に作業に取り組んでいました。


写真01_20121003至仏山植生復元作業P1110374 (Large) 写真05_20121003至仏山植生復元作業P1110396 (Large)

(左)作業前
(右)作業後
緑化ネットは時間が経過すると地面に張り付き、土砂が流れないような効果があります。また上から流れてくる土や植物の種もここに留まり、だんだんと植物が戻ってきます。


比較写真02-2_Dブロック水制用土留め工上部(作業後) 比較写真02-1_20121003至仏山植生復元作業P1110378 (Large)

参考までに、昨年緑化ネットを敷設した当時と翌年の比較写真。
(左)2011年
(右)2012年
1年では大きな変化はありませんが、近づいてみるとイワイチョウやシブツアサツキ、たくさんのイネ科・カヤツリグサ科の植物の芽生えがあり、回復するきっかけを見つけることができます。


20121003至仏山植生復元作業P1110408 (Large)

こうして短期集中の作業が無事に終了しました。
今回の作業ボランティアさんとスタッフでぱちり。みなさん本当にお疲れ様でした~。


研究見本園へと下山した頃には雲が晴れ、至仏山の全景を見上げることができました。
作業地を見上げながら、ボランティアさんの1人がふと、

「あれが私たちの作業した場所だね。今は白く見えるけど、緑に見えるようになる日が来るといいね」
と笑いながら話す姿がとても印象的でした。

まったく同感です!




担当:安類(あんるい)
  1. 2012/10/04(木) 16:17:26|
  2.   環境保全
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

「尾瀬を知る」フィールド講座 「尾瀬湿原復元の歩み」を開催しました

実施日:平成24年9月29日~30日

とうとうシーズン最後の講座です!
去年も同じことを書きましたが、最後の講座はズバリ! 「私たちが一番伝えたいこと」をテーマに設けました。
それが、尾瀬の湿原復元の歴史についてです。

「植生復元」と呼ばれるこの作業は、かつて木道が無かった頃に荒れ始めた湿原を人間の手で元に戻すというもので、いわば「湿原への恩返し」という作業です。
実はこの植生復元ですが、尾瀬が国内でも最も早い頃から取り組んでいるもので、そこで培われた知見や技術は、世界的にも稀なものだという事はあまり知られていません。

何気なく通過してしまっている湿原に、かつてどんな事が起きて、そしてその復元にどれだけの時間をかけてきたのかをみんなで見て・考えようというのが、この講座のねらいです。


前置きが長くなりました。
いつものように当日の写真でようすをお伝えしますね。


20120929~30フィールド講座「尾瀬湿原復元のあゆみ」IMG_0726 (Large)

この講座は例年10月に入ってから開催されていましたが、せっかくなので、尾瀬沼の草紅葉も見ていただきたい!
ということで9月末に開催されました。
写真は三平峠付近から大江湿原を撮影したもの。スタッフの携帯電話で撮影したので、あまりよく撮れていませんが、湿原は「錦秋」と呼ぶのがぴったりのようすでした。


20120929~30フィールド講座「尾瀬湿原復元のあゆみ」P1110329 (Large) 20120929~30フィールド講座「尾瀬湿原復元のあゆみ」P1110326 (Large)

大江湿原。
(左)大江湿原から三本カラマツ方向。
(右)大江湿原から燧ヶ岳方向。
草紅葉は秋の青空との対比が本当に美しいですね!


20120929~30フィールド講座「尾瀬湿原復元のあゆみ」P1110335 (Large) 224519_477458565620153_1457147619_n.jpg

(左)開花している植物はほとんどありませんが、この時期は植物たちが子孫を残すために色々な工夫を凝らしているのが見られます。写真はヤナギラン。秋の乾いた空気に乗って種を飛ばしていました。
(右)で、そうだ! 講座でした・・・。「植生復元」という難しいテーマでしたが、17名のご参加をいただきました。通常であれば座学をやってから現地を見学・・・という流れでしたが、台風17号の接近もあり、先に現地見学を行いました。みんなで沼尻に行き、何故ここが荒れてしまったのか? どうやって復元してきたのか? これからの展望や課題 等々を2班に分かれて見ていただきました。


20120929~30フィールド講座「尾瀬湿原復元のあゆみ」P1110346 (Large) 20120929~30フィールド講座「尾瀬湿原復元のあゆみ」P1110343 (Large)

沼尻から戻ってきた後は、会場でのんびり~。
今回は長蔵小屋さんのご好意から、別館をお借りしました。
(左)写真左奥が別館。右手前は昨年の会場だったANNEX2。
(右)別館2Fが宿泊部屋です。特に写真の5号室は角部屋で、なんと燧ヶ岳や大江湿原が一望出来るという好ロケーション! 部屋でのんびりしながら、尾瀬沼の夕暮れや朝焼けが見られるなんてリッチ~。残念ながら女性参加者のお部屋でしたので、私は見る事ができませんでしたが・・・。コタツがあるところも、季節を感じさせますね。


20120929~30フィールド講座「尾瀬湿原復元のあゆみ」P1110355 (Large) 20120929~30フィールド講座「尾瀬湿原復元のあゆみ」P1110357 (Large)

翌日は別館1Fフロアーで座学を開催しました。
(左)昨日見ていただいた沼尻だけでなく、尾瀬全体でこれまで取り組まれてきた植生復元の歴史や、今現在も続いている作業内容を、講師の桜澤さんからお話いただきました。
(右)真面目な講座でしたが、進行は終止なごやか~な感じでした。1Fは喫茶店も兼ねているので、講座途中でコーヒーブレイクを入れたり、窓越しに燧ヶ岳と雲の流れを見たりと、秋晴れの講座らしい雰囲気でした。


20120929~30フィールド講座「尾瀬湿原復元のあゆみ」P1110359 (Large)

台風17号が接近していることもあり、2日目は早めに解散。
みんなで別館横のテラスに出て記念写真。
おかげさまで今シーズン全9回の講座を無事に終了することができました。ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。
この講座を通じて、尾瀬の持つさまざまな魅力に触れ、尾瀬ファンになっていただければと思います!


20120929~30フィールド講座「尾瀬湿原復元のあゆみ」P1110363 (Large) 20120929~30フィールド講座「尾瀬湿原復元のあゆみ」P1110372 (Large)

で、解散後は台風から逃げるように(近づくように!?)下山。
(左)いつもより速度を上げて通り過ぎてゆく雲が印象的でした。
(右)そういえば今日(9月30日)は中秋の名月でした。大清水への帰り道でススキを見て、はっと気がつきました(笑)。



担当:安類(あんるい)
  1. 2012/10/01(月) 11:00:10|
  2.   環境教育
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

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